暑さ対策の勘違い-Ⅸ 冷房効率の良い建物をつくる②
冷房の中で過す機会が多いということは、それだけ冷房の弊害に見舞われる可能性も高くなるということです。
では、どのような冷房による健康面でのリスクが考えられるのでしょうか。
●冷房の効いた空間で過す時間が長くなったことで、汗をかけない、かきにくい体質の子ども、若者が増えています。
●汗をかけない、かきにくい体質の人は、熱中症になりやすくなります。
●歳を重ねるにつれて冷房嫌いの傾向が高くなり、それに伴い熱中症のリスクも高まります。
●ペットは限られたごく一部でしか汗をかくことが出来ず、人間より体温調整が苦手で熱中症になりやすい。
そのため、留守宅でもペットのために冷房を掛けっ放しというケースが増えており、ペットの健康面、環境面にも悪影響を及ぼします。
●ヒートショックと思われてきた浴室での死亡事故の多くのケースは、冬の熱中症であることが分かってきました。
熱中症になりやすい体質は、冬の熱中症にも陥りやすいということでもあります。
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